憧れの離島移住の前に考えること

島国である日本には、周囲に数々の離島が存在します。近年ではリモートワークが進んだということもあり、離島移住に関心を持つ方々が増えてきました。「自然を満喫したい」「穏やかな暮らしに憧れる」など、移住を希望する人の気持ちはよくわかります。その前に、離島移住後の生活を具体的にイメージすることが大切です。

第一に考えたいポイントは、離島の仕事は少ないという点です。もし島でパートをしたいと考えても、すでに人材は間に合っています。場合によっては、働く先自体がないというケースもあるのです。これを補うために、生活収入はどこで得るかをしっかりと決めることが大切となります。

家すら住めないという状態では、移住はおすすめ出来ません。子育て世代が島に住みたいと考えるのも、よくあるケースです。心配なのは、島の医療機関や教育機関は少ないということ、あるいはそのものが無い場合がある点と言えます。子どもの内はよく体調不良を起こすものです。

ところが、島には診療所しかなく本格的な治療はドクターヘリなどを待つしかないという切迫した状況がうまれます。教育についても、小学校と中学校が一体化していたり、教師が1名だったりということが多いです。島にそもそも学校がなければ、船で近くの学校まで通うという大変さを背負うこともあります。子どもの成長にとって、離島への移住が本当にベストな選択であるかを十分に検討した上で、住まいを決めるべきです。

自治体によっては、相談窓口を設けているところもあります。離島に移住のことならこちら

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