離島に移住しようと思っても、資金面の目処がたてられずに断念する人もいるでしょう。下見に行くだけでも飛行機代などの交通費がかかり、移住するとなると引っ越し費用もばかになりません。そのため、人口減少に悩む離島の中には、移住する人に助成金を給付しているところもあります。就職先を探すための調査をしたり、引越ししたりするための資金をいくらか給付してくれたり、離島への移住手続きが完了したら100万円支給したりなど、自治体によって様々な支援が用意されています。
色々な島を比較して、手厚い支援が受けられるところを選ぶと経済的な負担が少なくなります。ただし、支給額が大きいからという理由だけで選ぶのは良くありません。どれだけ手厚い手当てをもらえたとしても、島民の気質と合わなかったり、風土になじめなかったりすることがあるからです。週末だけ住んでみる、試験的に1ヶ月ほど住んでみるなど、テスト期間を経てから決めるのが賢明です。
また、助成金は全ての人が受けられるものではありません。条件を満たしていないと受け取れないこともあるため、事前にしっかり確認する必要があります。年齢制限が設けられていたり、一定期間住まなければ支給されなかったりなど様々です。子供がいる人は、子供手当てなどが支給されたり、奨学金の返済が一部免除されたりする制度などもあるので、調べてみると良いでしょう。
移住するのに適した離島が見つかるかもしれません。