島暮らしは、四方を海に囲まれた風光明媚な場所で優雅にスローライフを営める魅力に誘われて移住を決断する人が増えていますが、実際の生活はどうなのか気になるところです。また、移住者を歓迎する地方自治体も増加傾向にあり、資金面での不安を緩和する為の助成金や家族の賛同を得やすい様に子育て支援など支援体制を拡充しています。香川県丸亀市では、空き家を住宅として改修した際には上限金額200万円として費用の90%を補助しており、鹿児島県十島村では農林水産業の自立経営者をサポートとして日給7、000円を5年間支給するなどかなり手厚い支援が行われています。ただ、漠然と離島に移住したいと考えるだけでなく可能な限り情報を収集するべきであり、将来的に可能な限り経済基盤を安定させられる離島を探し出すべきです。
離島は、規模が小さいほど過疎化が進んでいることが多く、空家バンクや家賃補助などの住宅支援を行っている地方自治体がほとんどです。空家バンクでは、島内の空家を紹介するだけでなく若者定住家賃等補助や定住体験旅費補助など支援制度の紹介も行っているので参考にしてはどうでしょう。離島は、人口が限られてしまうので娯楽施設や飲食店がないだけでなく高校や学習塾など教育機関が不足しており、雄大な自然で健やかに成長を見守ることができる一方で学力の面で都市部の子供達に比べて学力が低くなってしまう傾向が顕著にあります。しかし、現在では、オンラインによる学習塾も多くなっているので、従前に比べて学力差の是正は可能です。